TOP arrow-right お役立ちコラム arrow-right 【マンガでわかる】キャリアアップ助成金(正社員化コース)

【マンガでわかる】キャリアアップ助成金(正社員化コース)

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中小企業の社長(以後、社長)の事務所内で社長の顧問専任コンシェルジュ(以後、コンシェルジュ)と社長が話をしている  社長「やはりみんな正社員登用を望んでいるんだな」 社長「向上心があるのは良いことだし、モチベーションのためにも叶えたいところだけど、コストの問題がな~…」 コンシェルジュ「そんなときは、『キャリアアップ助成金』を活用してはいかがでしょうか」 社長「へぇ、キャリアアップ助成金…っと」 社長「こっ、こんなに種類があっては、何をどうすれば良いのやら…!」 コンシェルジュ「今回のケースでは、『正社員化コース』の申請をされるのが適切ですね」 「パート社員等の有期雇用労働者や派遣社員を、正規雇用労働者に転換した場合に助成金が受給できますよ」 社長「ズバリおいくらほど…?」
コンシェルジュ「一人当たり、中小企業なら57万円、大企業なら43万円弱…」 社長「おおっ、結構もらえる」 コンシェルジュ「だったのですが」 社長「!?」 コンシェルジュ「2023年11月29日に拡充され、1人当たり中小企業なら80万円、大企業なら60万円に増えました!」 社長「ふ、増えた!」 コンシェルジュ「条件も緩和されているんです。正社員化したい方のそれまでの雇用期間が、『半年から3年以内』だったのが『半年以上』であればOKとなりました」 社長「これは対象者の範囲がぐっと広がったぞ!」 社長「しかし社内規定やら就業規則やらの見直しで、総務部に負担を掛けてしまうなぁ…」 コンシェルジュ「ご安心ください、その点も配慮されていますよ」
コンシェルジュ「新たに正社員転換に関して規定を設けていただくことで、1事業所あたり1度だけではありますが、加算金が貰えるようになったんです」 コンシェルジュ「以後は御社の規模に合わせて、中小企業をメインにご説明しますが、加算金は20万円なので、最初の1人は100万円が受給できることになりますね」 社長「そうか、慰労等に活用させてもらいたいものだね」 コンシェルジュ「なお、就業規則等の整備に関する加算金は、『多様な正社員』について盛り込んでおくと倍になります」 社長「多様な正社員?」 コンシェルジュ「勤務地や勤務時間、仕事内容等を限定されている正社員のことです」「企業によって『メイト社員』や『アソシエイト社員』といった色々な呼び名がありますが、それらを総称して『多様な正社員』と言います」 社長「なるほど、あらかじめ『転勤のない正社員』だとか『短時間勤務の正社員』への転換についても定めておけ、ということだね」
コンシェルジュ「その通りです。それでは助成金の受給に必要な5つの手続きと、注意事項をご説明しますね」 社長「よろしく!」コンシェルジュ「まず一つ目は、『キャリアアップ計画書』を作成し、労働局に提出して、認定を受けてください」 「この書類は厚生労働省のHPからダウンロードできますよ」 コンシェルジュ「次に二つ目。就業規則等を改訂し、正社員転換について明記してください。」 「このとき、改訂を行った年月日の記録をお忘れなく」 社長「我が社も多様な正社員について考えてみよう」 コンシェルジュ「続いて三つ目。実際に半年以上雇用している非正規労働者を、正規雇用者に転換しましょう」 社長「もちろん本人の希望もきちんと確認したうえでね」 コンシェルジュ「そして四つ目。正社員転換後、対象者に半年間の賃金を支給した日の翌日から、2か月以内に1度目の支給申請を出します」 社長「えーと、支給完了後ということは、1月に正社員になって、末締め翌15日支給だと7月15日に6か月分を支給し終わるから、それから9月15日までに申請、ということか…って、『1度目の申請』…?」
コンシェルジュ「お気付きですか、鋭いですね」 コンシェルジュ「これが注意点であり、手続きの最後、五つ目になります。1人当たり2度の申請が必要なので、さらに半年間の賃金を支給した日の翌日から、同様に2か月以内に2度目の申請を行ってください」 コンシェルジュ「加算金含め最大限受給できたとすると、1度目で助成金と半分と加算金で80万円、2度目で助成金の残り半分の40万円が支給されることとなります」 社長「なるほど、いきなり満額支給ではなく、半年ごとに半分ずつなのだね」 コンシェルジュ「はい。もし半年で辞められてしまうと、2度目の申請はできなくなります」 コンシェルジュ「最後の注意点として、正社員転換前後の半年間で3%以上支給賃金が増えていること、2度目の申請時に対象の社員へ支払った賃金が1度目の申請時より減っていないことが挙げられます」 社長「よし!注意点に気を付けながらやってみるぞ!」
コンシェルジュ「計画書の認定から2度の申請まで完了し、120万円の助成金を受給できたんですね」 社長「ああ、電子申請でスムーズにできたよ。多様な正社員の規定を設けたことで正社員登用を希望する声も増えたし、みな意欲高く働いてくれている」 コンシェルジュ「従業員はキャリアアップができ、企業側も助成金を正社員転換に掛かる各種費用に充てられる、労使双方にメリットのある制度なのでこれからも申請していきましょう!」 コンシェルジュ「キャリアアップ助成金についてもっと詳しく知りたい方は、『社長の顧問』の専任コンシェルジュにまずは無料で相談してみませんか?」

この記事を監修した人

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平成26年より神奈川県で社会保険労務士として開業登録を行い、以後地域における企業の人事労務や給与計算のアドバイザーとして活動中。関与先企業の助成金や補助金の申請についてもアドバイスを行い、資金面における円滑な事業運営の手助けを行う。また、近時は活動の場をWeb上にも広げ、記事執筆や監修などを通し、精力的に情報発信を行っている。

涌井社会保険労務士事務所
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